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スーパーロボット超合金 超竜神 レビュー



■ 発売元:バンダイ
■ 価格:5,040円 (本体のみ税込)
■ サイズ:全高約13.0センチ(頭頂高)

■ 登場作品:勇者王ガオガイガー
■ シリーズ名:スーパーロボット超合金

■ 12年5月04日登録

あしゅら男爵、キカイダーより仮面ライダーW へと連なるシンメトリカルヒーロー、中興の祖?
『 勇者王ガオガイガー 』で活躍した最強サポートロボ・超竜神がスパ金になりました!

赤と青のレスキュービークルが左右合体する異形ロボですが、スーパーロボット超合金的として
それをどのように解析し、どのように立体化したのか、注目のアイテムです!!


■ FRONT
シャープなラインとメタリック調の塗装で合金“感”抜群なシルエット!
プロポーションはパワフルさよりもスマートさが強調されているように思います。

■ REAR


左右の腰から張り出したラダーとクレーンはまるで竜の尾!
造形もカッチリ決まってます。


スーパーロボット超合金 ガオガイガーと2ショット。

設定準拠で縮尺するとこんな感じでしょうが、並べるとどうしても
ボリューム不足。てかガオガイガー迫力ありすぎ。


設定通り完全別パーツの頭部と胸部装甲が本体を覆っているため、
中央の継ぎ目を意識することはほとんどありません。


鮮やかな赤が映える SIDE-炎竜
グラスエリア、パトライト等はクリアパーツではなく塗装仕上げです。


入り組んだディテールで構築された頭部。
額のGストーンはメタリックグリーンで塗装されています。


クールな青が引き立つ SIDE-氷竜
同じくクリアパーツは使われず、タイヤも固定です。


エッジが立ち、本物金属のようなバックパック。
ノズル内部まで丁寧に塗装されています。


右腕のフリージングガンと、左腕のメルティングガンもカッチリと造形。
旋盤で削り出したような輝きです。


フリージングライフルとしても使用する右腰のパワークレーン。


同じくメルティングライフルとしても使う左腕のパワーラダー。
どちらもABS製で軽量ですが、ジョイントが緩いためか、ちょっと固定しにくいです。


どちらも伸長状態を再現可能。
先端パーツを取り外して延長パーツと差し替えます。


先端にミラーシールドを取り付けることができます。
魂ステに接続してディスプレイできる補助パーツが同梱。


ラダー&クレーンは取り外してダブルトンファーとしても使用可能。
基部にオプションのグリップを接続します。


■ イレイザーヘッド
超竜神には欠かすことのできないエネルギー相殺または偏向用のハイパーツール。
オールABS製ですがカサが大きいので、それなりの重みがあります。

左腕はグリップに、右腕はダボの付いた専用平手で固定します。
・・・が、ポイント通しが近すぎて、カッコよく構えるのが難しい。

ランチャーから弾頭を外して中間パーツを継ぎ足せば LLサイズを再現。
支柱式の補助スタンドが付属します。

LLサイズは超竜神の身長を超える大きさ!



■ OPTION HANDS <RIGHT>

拳骨(デフォ)/ 握手(トンファー用)/ 平手 / 平手(イレイザーヘッド用)

■ OPTION HANDS <LEFT>

拳骨(デフォ)/ 握手(トンファー、イレイザーヘッド用)/ 平手



■ 魂STAGE接続ジョイント

専用ジョイントでバックパックに固定されます。



ACTION


超竜神の成り立ちそのものを示すシンメトリカルドッキング構造。


少し前に発売された 仮面ライダーW WFCシリーズの発展型ですね。 胸部二ヶ所のダボ、腹部一ヶ所、腰二ヶ所のピンでググッと押し込むように接続します。


アーマーで覆われている分、腰がキッチリ締まらず、僅かに隙間が開いた感じが残りますが、動かしても外れてくるようなこともなく、頑丈に固定されます。


驚いたのが胸部の球体状のパーツや腰部の左右軸が活きており、多少の回転が可能になっていることです。


もう少し振り幅が大きくなれば、より人間らしい可動を必要とするアクションフィギュアに転用することも叶うようになるのではないでしょうか。
頭部はボールジョイント接続。


また、基部パネルが前後に傾いてさらに見上げられるようになっています。
肩は前後軸、上下軸の組み合わせ。

基部ジョイントは胸奥にボールジョイント接続。

肩アーマーはボールジョイント接続でクリアランスを確保。

腕を振り上げると腋にシリンダーのような造形がのぞくプチギミックあり。
腕は水平付近まで上がります。


肘は二重関節で肩アーマーに振れるくらいまで曲がります。


上腕付け根に回転軸あり。
交換用の狭い胸部装甲を使えば、腕を前により近く閉じることができます。
左右分離合体を盛り込んでいるため特殊構造になっています。


胸部は前後屈の他、わずかにではありますが左右にも振れます。


腰も軸で若干左右に回ります。
腰アーマーは左右に引き出し式。


引き出したまま軸で前後にかわすことができるので、前後開脚も90度以上。


股関節は下に引き出すことはできませんが、腿の付け根には回転軸あり。
左右開脚は180度をクリア。


膝は二重関節で脹脛が腿裏に着く位に曲がります。
足首はボールジョイント接続で爪先にも上下軸あり。


前面を覆うカバーも可動式で足首の動きに追従して一体感を高めています。


形状の割に、自然に動くよう、よく工夫されていると思います。






ギャラリー































■ パーツ一覧

オプションハンド×7(デフォ拳、イレイザーヘッド用右手含む)/ 交換用胸部装甲(可動重視)/ ミラーシールド用胸部装甲 / 魂ステージ用補助パーツ(ミラーシールド用) / パワークレーン用延長パーツ / パワーラダー用延長パーツ / トンファー用グリップ×2 / イレイザーヘッド(LL延長パーツ込み) / イレイザーヘッド補助スタンド一式 / 魂ステージ補助パーツ(本体用)



【コメント】

繰り返しになりますが、左右合体と可動を両立したメカニズムは素晴らしい!

このシンメトリカルドッキングの設定を生かしつつ、クレーンやラダー、そしてイレイザーヘッドなどのギミックを一通り盛り込んできたのも賞賛に値すべきではないでしょうか。

スタイリングもスクエアな見切りとメタリック塗装を駆使し、オール合金製ではないかと見紛う程、金属的な質感を再現することに成功しています。

WEB限定の撃龍神との特殊合体も非常に楽しみ。

また、この技術を再フィードバックしてハーフチェンジ可能な仮面ライダーWなんか、ぜひ実現して欲しいですね。

話を元に戻して、改善ポイントとしてはまずイレイザーヘッドのホールドポイントを、もう少し自然に持てるように直して欲しい。

せっかくの迫力あるメガトンツールが泣きます。

あとは腰のクレーン、ラダーの接続ポイントの保持力をもう少しタイトにすれば、補助ツール無しでもダイナミックなポージングで飾れるようになるのではないでしょうか。

とまあ、こんなところですが、次はマイトガインですか。

たいへん嬉しいですが、青戸工場製か、HASBROでも良いから、完全変形合体 & フルアクションな勇者シリーズも見てみたいものですね。




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