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ダイヤロボ DR-0000 日産フェアレディZ (初回限定 シルバー)
プロトロイド レビュー


■ 発売元:アガツマ
■ 価格:600円 (本体のみ税込)
■ サイズ:全高約7.5センチ(ロボットモード時)

■ 登場作品: ―
■ シリーズ名: ダイヤロボ

■ 12年8月16日登録

ミニカーの老舗 ダイヤペットから派生したダイヤロボより、
そのお試し初回限定版 としてリリースされた DR-0000 プロトロイドのレビューです!






20XX年、深刻化する犯罪や災害から人々を守るため、人工知能搭載の汎用ロボ「テクノロイド」が開発された。

ところが心を持たない「テクノロイド」を悪用する犯罪者があらわれたため、新たに開発されたのが「ダイヤロボ」である。

「ダイヤロボ」は人間との対話(ダイヤローグ)によって進化し、その姿を状況にあわせて変化(チェンジ)しながら事件を解決する。

「ダイヤロボ」は今日も正義感あふれるキミといっしょに、街の平和を守るため、緊急出動する!



国内で存続するミニカーブランドとして最古参となる「ダイヤペット」より、 なんとロボットへの変形ギミックを有する新シリーズが発売されました!

「ダイヤロボ」は歴史と伝統を誇るダイヤペットの名を冠するに相応しく、 ミニカー単体としても成立するだけの完成度にこだわりを持って開発された新ブランド。

これまでの変形ロボは、変形ギミック等を追求するあまり、クルマ状態での形は等閑にされるといった傾向 も確かにあり(笑)、車状態での再現性を極力高めて欲しいとの声も少なくはありませんでした。

そうした要望に応え、このダイヤロボは全体のプロポーションやパーツの分割ラインなど、 できるだけ実車に近く配慮され、変形する事を気づかせない車状態でのリアルなスタイリングが追求されています。

第一弾となるニッサンフェアレディZは、全長 78mmでスケール換算すれば約1/55程度。

シリーズ全体のスケールは特に設定されていませんが、おおむね1/64をベースとして、車種ごとにサイズが決められるとのこと。

また、バリエーションとして、人型に変形するロイドタイプ、恐竜型に変形するザウルスタイプ、獣型に変形するビーストタイプなど いくつかのパターンが用意されているようです。

今後、実存する車種を中心に、警察や消防、運送や清掃会社仕様など 街中で見かける身近なクルマがラインナップされており、変形トイファンだけでなく、従来のミニカーコレクターにも広く受け入れられる可能性を秘めているように思われます。

DR-0000 プロトロイド ビークルモード



2008年にフルモデルチェンジした Z34型フェアレディZをリアルに再現!

外板はABS製、ヘッドランプ、そして分かりにくいですが、前後のウインドウもクリアパーツ製。
サスペンションギミックはありませんが、転がし走行は可能です。

トミカ No.40 フェアレディZ 40周年記念車と2ショット!
ダイヤロボの再現性の高さがうかがえます。

それぞれよくできていますが、造形や素材に対して、解釈が異なるのは趣深いですね。

トランスフォーマープライム EZコレクションのバンブルビーと2ショット!
サイズはダイヤロボの方が若干大柄で、所謂ミニカーとしての完成度も高いです。


極め細かく、丁寧に施された塗装面。
エンブレムやアルミホイールも実車に基づきしっかり再現されています。


フロントタイヤ後ろの横線がやや気になりますが、あとテールの縦線以外、
他はほぼ実車にあるラインを用いて分割されています。



■ FRONT & REAR


■ SIDE & BOTTOM





DR-0000 プロトロイド スクランブル変形(チェンジ)


@ フロントタイヤからドアに至るサイドパネルを左右に引き出して前方に回し、ドア内側から前腕パーツを展開します。

続いて、キャビンのトップ部を上に引き上げます。
A リヤ底部から、爪先になるパーツを起こし、左右に分割して脚を形成します。
B ボンネットを僅かに前に出し、キャビントップとくっつくように折り曲げて頭部を出し、姿勢を整えてトランスフォーム完了!


※手順は個人的なものです。
パーツの破損を避けるため、無理な負荷が掛からないように考慮しておりますが、実際に変形させる際は付属の「取扱説明書」に従っていただけるようお願いします。



DR-0000 プロトロイド ロボットモード


■ FRONT & REAR

極秘開発された試作機で、ちょっぴりワイルドという設定。

プロポーションはまとまっていますが、背面はちょっとガワっぽい。
足の形状から自立性はイマイチ。


■ BUST UP
胸部はボンネットの美しい曲面と塗装が活かされています。
プロトタイプということですが、顔は異星人テイストなちょっと変わった造形。




TFプライムEZバンブルビーとロボットモードで2ショット。
変形構造は意外と似ているかも。




ACTION

首はボールジョイント接続ですが、前後パネルの形状から、可動域はあまり広くありません。

左右には普通に回ります。


肩は軸とボールジョイントで水平くらいまで上がります。

肘は単軸で90度以上曲がります。

腰は固定。
股関節はボールジョイント 付け根をゆっくり捻ればほぼ180度開脚が可能。

膝はわずかに曲がり調節することができます。



ギャラリー












【コメント】

まず称えるべきは、車状態でのプロポーションの良さ!

メーカーさんもこだわったというだけあり、通常のミニカーと並べてもそん色のない 仕上がりは感嘆ものです。

アルミホイールや細部のディテールまで細かく再現されており、また、 底面に至るまで整然と処理されており、できる限りミニカーとしての完成度を高めようという 心意気が伝わってきます。

変形については特に気をてらったところはありませんが、万人に受け入れられるシンプルさで好感が持てます。

耐久性もバッチリで、小さなお子さんでも一回説明書を見れば十分、ガシガシ変形を繰り返して遊べると思います。

車状態では、ポイントがしっかりピン接続され、固定されるところも良し!

ただ、逆にロボット状態では固定ポイントが少なく、特に胸と背中がパカパカ開いてしまうのが難点。

股関節、膝の可動域はもう少し広く、足の形状ももう少し安定するように工夫すればさらに楽しめるようになったのではないでしょうか。

あと、個人の好みになりますが、ウインドウ類のクリアパーツの透明度がもう少し高くても良かったように思われます。

車状態の見栄えを徹底する為に中は見えなくするべきだとの配慮かもしれませんが、やはり変形玩具なのですから、 窓の奥にロボットの頭部があっても、それはそれでリアルなことに思うのです。


さて、いよいよ走り始めたダイヤロボですが、変形玩具、アクションフィギュアのファンとして、期待は大きいです。

従来の変形ロボにはない境地に挑んで欲しいという思いはもちろんありますが、 何といってもミニカーの老舗ということなどで、そのノウハウを惜しみなくつぎ込み、バイナルテックとかオルタニティ的な超リアル路線で 勝負して欲しく思います。

ダイキャストを使った変形ロボはこれも耐久性の点から課題も多いですが、こちらこそチャレンジして欲しいです。

あと、諸所クリアされればアンパンマンとのコラボもぜひ!!

以上、ダイヤロボ DR-0000 日産フェアレディZ (初回限定 シルバー) プロトロイド のレビュー 終了!!





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